この記事では、「生者の行進ネタバレ最終回結末!犯人鮫島の結末や弟のトモキの正体は?」をご紹介していきます!
『生者の行進』は、霊が見える主人公が幼馴染に取り憑いてしまった幽霊から助けようとするホラーサスペンスです。
すでに完結している作品になりますが、度々電子書籍のランキングでは上位に上がってくるほどの人気作です。
内容が気になる方に向けて今回は、『生者の行進』の作品をネタバレ紹介していこうかと思います。
それでは早速、「生者の行進ネタバレ最終回結末!犯人鮫島の結末や弟のトモキの正体は?」を見ていきましょう!
生者の行進は完結してる?
本編は3巻で完結しているが、『生者の行進 Revenge』として続編もあります。
続編については全6巻となっているため、全て合わせると9巻あることになりますね。
『生者の行進 Revenge』については、主人公が泪ではなく神原省吾になるみたい。
生者の行進あらすじ
霊が視える男子高生の泪がバイト先で、ある女子高生に大きな醜くい唇の霊が取り憑いているのを視てしまいます。
翌日、その女子高生が惨殺されたという事件が起き、そして今度は幼なじみの女子に唇の霊が取り憑くことに。
事件担当の女性警察官や、お寺の息子でお祓いのできる男子高校生の協力を得て、泪は幼馴染の女子を助けようと奮闘します。
実はこの霊は生霊で、その主は幼馴染の女子の兄の友人の一人ということが判明。
この男は、泪がバイト先で視た唇の霊に取りつかれた女子高生を始め、複数の命を奪った犯人だということが判明して……
生者の行進ネタバレ全巻
それでは各巻の展開をみていきましょう。
生者の行進1巻
異父の弟の死をきっかけに霊が視えるようになった男子高校生の吉川泪。
コンビニのバイト中に、女子高生の小栗美弥に憑りついたついた大きな醜い唇の霊に遭遇してしまいます。
そして翌日、美弥が刃物で何度も切り付けられて殺害されたと聞き驚愕します。
しかも次の日には、幼馴染の高岡まどかに同じ唇の霊が取り憑いているのを視てしまいます。
まどかに美弥と同じ唇の霊が取り憑いていることを説明し、まどかを守ろうとします。
泪の行動を不審に思った美弥の事件の担当刑事、東雲亜希が泪を尾行します。
泪から事情を聞いて理解した亜希は、殺人事件を解決するため泪と協力関係を結びます。
そして唇の霊に取り憑かれたまどかは日に日に衰弱し限界になってしまいます。
まどかを救いたい泪は、弟の墓がある寺へ向かい、寺の息子で徐霊ができる神原省吾に出会います。
省吾に徐霊を依頼すると高額を請求されますが、泪は自分で稼いだ金で倍の額の金を渡してまどかの除霊を依頼。
すると省吾は、唇の霊は生霊で、除霊後も本体が生きている限り再び取り憑くと説明し、徐霊は成功。
そして泪の傍らにいる、亡き弟トモキの霊は、泪本人の生霊だと指摘します。
生者の行進2巻
警護ため、まどかの家に泊っていた亜希は、まどかの兄の浩二の友人、水戸の不審な様子に気付きます。
除霊後、初めて眠りにつくまどかでしたが、別の人型で醜い霊に取り憑かれそうになり、亜希が亡き姉の霊の助けを得て守ります。
亜希が泪に報告した頃、泪は亡き弟の霊に導かれて過去の交通事故を追体験させられていました。
翌日、殺害された美弥が水戸と会っている映像を見つけた亜希は、まどかを狙っている人物だと気付き、事件の収束に安堵します。
しかし浩二の彼女の妹が水死体で発見され、更に新たに複数の遺体も発見。
一方、泪はまどかに取り憑こうとしている霊を払いのけることができず、間一髪のところを亡き弟に助けてもらいます。
心配した亜希が二人の元を訪れると、そこには水戸の姿が。
亜希は水戸を逮捕しますが、彼は連続殺人の犯人ではなく単なるストーカーと判明。
浩二が自宅に戻り、泪に意味深な言葉をかけます。
浩二は友人の鮫島を公園に呼び出して問いただすと、あっさり殺人の罪を認めます。
更にまどかを殺害するためだったと言われ、浩二は鮫島に襲いかかりますが、逆にまどかを呼び出す囮として拘束されてしまいます。
生者の行進3巻
省吾はまどかに憑りつこうとする人型の霊を除霊します。
すると、まどかの携帯に拘束された浩二の写真と公園への呼び出しメールが届き、鮫島から着信があります。
まどかと泪は公園に向かい、省吾は亜希の元へ。
泪は公園で鮫島に襲われ気絶し、まどかは拉致されます。
まどかが鮫島の運転を必死に邪魔すると、車は崖から転落。
公園で目を覚ました泪は必死にまどかを探し歩いていると、この道は前にトモキが導いた道だと気付きます。
亜希と部下、省吾は公園に到着しますが、二人の姿はありません。
亜希が姉の霊と話している様子を視た省吾は事情を訊ね、泪の能力の真の力を推測します。
省吾は亜希から被害者情報を聞き出し、能力を使って霊の導きで鮫島のもとへ向かいます。
一方、泪は崖の下で横転した車を発見するも、中には誰もいません。
山中を探し回り、鮫島に殺害された被害者たちの霊の行進を目にします。
行進を追いかけて2人のもとに辿り着き、まどかを襲う鮫島を倒そうとします。
力に差があり敵わない泪は、トモキの言葉を思い出し、他者に霊を認識させる能力を発動。
被害者の名前を発していくと、鮫島は殺害女性達の霊が視えて襲われて、精神が崩壊して、亜希たちに逮捕されます。
生者の行進ネタバレ最終回結末!
「生者の行進」の最終回について詳しくみていきたいと思います。
事件が解決する結末までの展開は、次の通りです。
鮫島から公園へ呼び出されたまどかが拉致され、鮫島に襲われた泪は気絶してしまいます。
目を覚ました 泪が2人を追いかける間に、弟トモキの霊は自分を助けてくれていたことに気付きます。
省吾は泪の本当の能力を見抜いて協力し、泪は 鮫島と対決します。
弟トモキの助言を思い出した泪が他者に霊を認識させる能力を使って鮫島を攻撃し、被害者の霊に襲われた鮫島は精神が崩壊して亜希らに逮捕され、事件は解決します。
2年半後、泪とまどかが亡きトモキの墓参りをする様子が描かれて最終回となります。
それでは「生者の行進」のクライマックスの詳細を、各項目に分けてみていきましょう。
生者の行進ネタバレ最終回結末①:犯人鮫島の結末は?
鮫島瞬は、大学生のまどかの兄の友人で元ラグビー選手でした。
金髪でイケメンですが、両親を幼い頃に亡くしてしまいます。
生前の父親は援助交際の末に殺害され、母親は薬物中毒で焼身自殺という壮絶な家庭環境でした。
そんな鮫島はまどかへ興味が歪んだ形になって殺害したいという欲に発展してしまいます。
そしてその練習台となったのが被害者の女性達でした。
鮫島と戦っている最中、泪はトモキの言葉「わるいひとにはおしえてあげればいい」を思い出します。
そして自分が視えている被害者女性たちの名前を鮫島に教えていくと、鮫島にも被害者たちの霊が視えるようになり、彼女たちが受けた非道な仕打ちを鮫島が追体験することとなります。
これによって精神が錯乱した鮫島は逮捕されますが、恐らくこれが鮫島の精神崩壊の始まりとなったのでしょう。
二年半後、鮫島は拘置所内で亡くなった状態で発見されました。
亡くなる瞬間、被害者たちの霊は鮫島の体から離れ、死んだ両親の魂に手を引かれ終わりを迎えます。
生者の行進ネタバレ最終回結末②:弟のトモキの正体は?
吉川トモキは、泪の父親違いの弟です。
トモキを幼稚園に迎えに行った帰り、泪が少しだけ目を離したすきに交通事故に遭って死亡してしまいます。
トモキはとても人懐っこく、泪にもまどかにも懐いていました。
可愛がってもらっていたまどかに危険が及ぶ時には、必ず泪の前に姿を現して泪を手助けします。
泪は自分の不注意でトモキを死なせてしまったという罪悪感があり、トモキから恨まれていると思いこんでましたが、実はトモキからとても慕われていたということになります。
死後は霊となり、泪やまどかがピンチになると助けようとしていたのではないでしょうか。最後には泪とまどかが大好きだったということが伝わりました。
生者の行進ネタバレ最終回結末③:事件のその後は?
事件から2年半後、泪は無事に高校の卒業します。
そして卒業式の翌日、泪はまどかをトモキのお墓参りに誘うことに。
しかし、まどかは事件の強烈なショックから深刻なトラウマを抱え、男性恐怖症に陥ってしまいました。
幼馴染の泪であっても、恐怖を抱いて怯えてしまいます。
泪の身体にほんの少しでも触れると、本人の意志とは反対に身体が拒絶反応を起こすほどの状態に。
恐怖症に苦しむまどかを一生支えようと決意した泪は、気持ちをまどかに告白。
まどかは泪の決意を受け入れ、少しづつでも前に進んでいこうと前向きになっていきます。
ラストシーンはトモキのお墓参りとなり、泪とまどかの様子を笑顔で見守っているトモキが描かれました。
まとめ
この記事では、「生者の行進ネタバレ最終回結末!犯人鮫島の結末や弟のトモキの正体は?」と題してお送りしました。
『生者の行進』は異父の弟が事故死してから霊が視えるようになった男子高校生の吉川泪が連続殺人の脅威から幼馴染のまどかを守ろうとするうちに、事件を解決に導くというホラーミステリーでした。
霊を他人に視せる能力があることに気付いてから大き物語展開していきましたね。
3巻完結でちょうどいいボリュームだね!
話も複雑ではないので、分かりやすいです。
ホラー描写やハラハラする展開がありますので、ぜひ無料配信の分と合わせて漫画でも読んでみることをおススメします!
以上、「生者の行進ネタバレ最終回結末!犯人鮫島の結末や弟のトモキの正体は?」でした!