今回は、「大正身代わり婚ネタバレ最終回結末!原作小説のラストは?」を紹介していきます。
『大正身代わり婚』は、電子書籍サイト「めちゃコミック」で連載中の人気作品。
展開はありがちな姉妹の代わりに嫁ぐ物語です。
しかし、絵がキレイで話の展開もテンポがいいのでサクサク読めてしまいます。
実は、『大正身代わり婚』は原作が小説なんですよね。
マンガの連載を待つのも楽しみですが、結末がどうなるのか早く知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「大正身代わり婚ネタバレ最終回結末」について調査しましたので早速見ていきましょう!
- 『大正身代わり婚』は完結しているのか
- 『大正身代わり婚』のあらすじ
- 『大正身代わり婚』の原作結末ネタバレ
大正身代わり婚の原作は完結してる?
原作については「エブリスタ」というWEB小説サイトで読むことができます。
名称は『京都大正 身代わり花嫁の浪漫菓子』となっていますが、同じストーリーとなっているのでこちらが原作となります。
約170ページほどとなっていますが、サイトで読むと1ページあたりの文字数が少ないためそこまでストレスなく読めると思いますよ♪
大正身代わり婚のあらすじは?
主人公は、藤島汽船の社長の娘・藤島雪子。
しかし、雪子は正妻の子ではなく妾の子で、実母が亡くなった後に藤島家に引き取られました。
そのため、正妻・喜代とその娘・毬江からは女中以下の扱いを受け、時には暴力も振るわれる始末。
実父である政雄も助ける素振りはなく、彼女を仕事の道具としか見ていませんでした。
ある時、姉の毬江と平塚紡績の社長・平塚嵩也との縁談が持ち上がりますが、彼女はそれを拒否します。
政雄は業績が悪い会社を、娘を嫁がせることで立て直そうと企んでいたんです。
毬江が拒否したため、嵩也の相手は妹・雪子になりました。
彼は、女性に対して冷たく接する仕事人間と噂される人物でした。
彼女は顔も見たことのない人物との結婚に戸惑いつつも、結婚を受け入れました。
結婚式で彼は雪子を一度も見ず、さらに嵩也の母・静は欠席。
雪子は平塚家に歓迎されていないと不安に陥ります。
とはいえ、彼女はもう家に戻れないので、精一杯妻としての役目を果たそうと一生懸命頑張ります。
次第に、女中や静とも打ち解け始め、それを見た嵩也も彼女に惹かれていきます。
大正身代わり婚の原作ネタバレ最終回結末!
『大正身代わり婚』はシンデレラストーリーなので、ハッピーエンドは迎えることは確実。
とはいえ、どんなハッピーエンドなのか、そして雪子を虐げてきた人間がどういう結末を迎えるのか気になりますね!
そこで、完結している原作の最終回についてご紹介していきます。
雪子は身体に傷が残るくらい虐待を受けていたので、加害者達には相応の罰が下ってほしい…。
以下、ネタバレとなりますので、ご注意ください。
大正身代わりの婚原作ネタバレ最終回結末①:業績悪化の藤島汽船
買収されるまでになったきっかけは、弟・勇二が社長になったことです。
実は、藤島汽船は毬江を河内銀行の跡取り息子・彰一に嫁がせて、融資してもらっていました。
しかし、毬江の態度や散財が原因で離縁されてしまいます。
離縁されたことで河内銀行から藤島汽船への融資も打ち切られてしまいました。
それを受けて政雄は体調を崩し、回復しないまま亡くなります。
社長は勇二に交代しましたが、彼には経営の才能がありませんでした。
そもそも彼は、政雄が病床に伏して不安がっていた喜代に取り入って、社長の座を手に入れただけ。
社長となってからは調子に乗り、多くの事業に手を出しますが、一気に業績不振に…。
そして、多額の借金を抱え込んでしまいました。
これを好機と見た嵩也は、勇二に多額のお金を渡すことを条件に藤島汽船を買収したのです。
大正身代わりの婚原作ネタバレ最終回結末③:規模を拡大する平塚紡績
千波紡績は、平塚紡績で働く女性たちを誘拐し、自分たちの社員にしていた会社です。
嵩也は、この千波紡績も買収し、平塚紡績の規模を拡大していきます。
実は、千波紡績の大株主である先代社長の未亡人・百々子は、性別を理由に経営に関わらせてもらっていませんでした。
彼女は経営方針に不満を持っており、これを嵩也が利用しました。
平塚紡績にとって、千波紡績は因縁のある相手ですが、合併することで平塚側にも利があります。
そこで彼女の持つ株の一部を嵩也が譲り受ける代わりに、千波紡績を買収したら彼女に経営を任すという案を提示したのです。
最終的に彼女は了承し買収が成功しました。
そして、元々いた経営陣たちも退きました。
大正身代わりの婚原作ネタバレ最終回結末④:喜代は毬江を連れて実家に戻る
喜代たちは勇二から資金援助を受けていました。
しかし、彼は社長の座を降り、もう頼りにすることはできません。
その状況に彼女は焦り、手当たり次第に高く売れそうなものを売っていきました。
徐々に売れそうな物が底をつくと、ついに毬江の着物にも手を出し始めます。
それに大反対する毬江と折り合いが悪くなっていきます。
ここで嵩也が登場。
藤島邸を競売にかけるから出ていけと2人に告げます。
実は、平塚紡績は藤島汽船を買収後、藤島汽船の負債も完済していました。
その際に、元々河内銀行が持っていた藤島邸の抵当権を貰っていたのです。
抵当権を持っていると、その建物を競売にかけることが出来ます。
2人は抵抗しますが、結局は嵩也に追い出されてしまいました。
喜代は由緒ある公家華族ですが、財政破綻の末、既に没落しています。
そんな家で豪華な暮らしを出来るわけもなく、2人は落ちぶれていきました。
今まで雪子を散々痛めつけ、自分たちは豪華な暮らしをしていたことに嵩也が怒るのも無理ないですね。
大正身代わりの婚原作ネタバレ最終回結末④:雪子は洋菓子を作り続ける
2人は、雪子に英語を教えてくれた英美が初主役を務める映画を見に行きました。
映画の後は、2人でレストランに向かいます。
道中、2人の手の甲が触れ合い、嵩也が雪子の手を握りました。
彼女は結婚した当初は、手を繋いで歩くなんて想像もしていませんでした。
恥ずかしい気持ちもありながら、嵩也の手を握り返します。
そして嵩也は、食事の後は製菓材料を買いに行こうと、雪子を誘います。
何が食べたいか彼女が問うと、シュークリームと返事がありました。
その時の彼は、まるで少年のように笑いました。
「おいしいものは、人を幸せな気持ちにする」
雪子は平塚家で洋菓子を作り続けられるようです。
大正身代わりの婚原作ネタバレ最終回結末⑤:雪子は嵩也の子供を授かる
諸々の事が片付いてから数年後、元藤島邸は平塚紡績の保養所となっていました。
そこの庭はバラが咲き誇るキレイな庭で、女の子の声が響きます。
この女の子こそ、2人の子供なのです!
はしゃいで転んでしまった女の子を嵩也が駆け寄り起こします。
さらに、娘の頭に棘を取ったバラを挿し、お姫様のようだと言います。
この後、娘は母・雪子のもとに駆け寄り、抱き着きます。
しかし、嵩也がお母さまはお腹が大きいのだから、飛び掛かかってはいけないと声をかけます。
そう、2人目はまだお腹の中。
どうやら夏の終わりに生まれるようです。
大正身代わり婚の見どころは?
姉が嫌がった政略結婚を虐げられていた妹が代わりにする、という王道ストーリー。
そしてその相手も、女性に対しては冷たく当たる仕事人間。
結局2人はお互いに惹かれ合い、ハッピーエンドを迎えますが、本作品のポイントは洋菓子だと思います。
彼女がいびられていた時の心の拠り所が、シェフの作る洋菓子でした。
雪子が洋菓子を作れるという設定も斬新ですが、その洋菓子をきっかけに周りの人とのつながりを強めていくのも面白いです。
そして、大正時代に使われていたであろうスイーツや洋食の名前も興味深い。
雪子が欲しいものをねだった時、ドレスや装飾品ではないことは想像できました。
しかし、まさかベーキングパウダーと言うとは…。
お菓子を作らなければ家にないことが多いと思うので、雪子らしいのかもしれません。
雪子の奥ゆかしさが出ていてかわいいですね。
また、2人が好きな金平糖が実は、思い出のお菓子だったというのも胸キュンポイントの1つですね。
まとめ
今回は、「大正身代わり婚の原作ネタバレ最終回結末!嵩也と雪子はハッピーエンド?」を紹介していきました。
よくある展開と思いますが、洋菓子がストーリー展開のポイントになっていく点は斬新だと思います。
嵩也と雪子はハッピーエンドを迎え、雪子を虐げてきた人間以外は幸せな結末を迎えます。
雪子を虐げてきた人間が落ちぶれていくのはスカッとしますね。
嵩也が平塚家の人間ではなく、そもそも平塚嵩也でもなかったというのは驚きでしたが…。
不遇な境遇の2人がお互いに惹かれ合って幸せになってくれるので、ほっこりしますね。
以上、「大正身代わり婚の原作ネタバレ最終回結末!嵩也と雪子はハッピーエンド?」と題してお届けいたしました。